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313 / SEPTEMBER

2007年9月号

ベルリンフィル・テューバ奏者パウル・ヒュンペルに聞く/名器の系譜:アレキサンダー103/フルート:アンドレア・オリヴァ「神戸国際フルートコンクールの覇者に聞く」/メトロポリタン歌劇場管弦楽団首席トランペット:デヴィッド・クラウス/リフォームド・ベーム・クラリネットこの1本:磯部周平/東京フィル首席フルート:斎藤和志/ユーフォニアム奏者として生きるには:斎藤充/国際ダブルリード世界大会/他

2007年8月20日発売 ¥743(税抜き)

特集

ベルリンフィル・テューバ奏者
パウル・ヒュンペル
ベルリンフィルの響きを支えて32年

ベルリンフィルも世代交代が進む中で、その響きの屋台骨を変わらずに支え続けて来たのはこの人。往年のドイツのオーケストラの伝統を色濃く継承する「職人」肌のプレイヤーの一人で、これまで表立って登場することは少なかった。それだけに、オーケストラワークに徹して来た氏が語る様々なエピソードはテューバ奏者に限らずとても興味深い。

守山光三さんが語る
名器の系譜:アレキサンダー103
100年に及ぶ不動の歴史を刻んだモデルを解剖

日本のプロユースで圧倒的なシェアを誇るホルンの名器。その歴史は優に100年に及ぶというから驚きだが、さらにビックリするのは初期モデルと現行モデルの外観がほとんど変わっていないこと。とは言えモデルを遡るとそこにはアレキサンダー社のイノベーションの歴史が見えて来る。

サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団首席
フルート:アンドレア・オリヴァ
第6回神戸国際フルートコンクールの覇者に聞く

サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団が6月末から7月初旬にかけて果たした来日公演のステージでも、名手ぞろいの管楽器セクションの中にあって彼のソロはひときわ耳をひきつける存在感を誇るものだった。今年30歳を迎えるアンドレア・オリヴァ。ソロや室内楽の分野でも、今後頭角を現すこと必至のフルーティスト。

NHK交響楽団首席・磯部周平さんがガイドする
リフォームド・ベーム・クラリネットこの1本!
ヴーリッツァからドイツの最新ハンドメイドモデルまで

ベーム式とドイツ式の両方の長所を兼ね備えたリフォームド・ベーム・クラリネットを愛用する磯部さんが、伝統あるヴーリッツァからドイツの最新ハンドメイドモデルまでを徹底試奏。あわせてこの楽器の魅力を語る。

やりたい音楽をやった結果が、ときには現代音楽だった
フルート:私が今ある理由
東京フィルハーモニー交響楽団首席フルート奏者:斎藤和志

「現代音楽の不協和音が嫌だと言う人がいますが、僕にとっては単にドミソではない和音というくらいの認識。自然に、やりたい音楽をやった結果が、ときには現代音楽だったという感じです」

フィリップ・ジョーンズ国際コンクール優勝者
斎藤充:ユーフォニアム奏者として生きるには?
トロンボーンでも活躍!気鋭の若手が語る現代ユーフォニアム事情

2003年フィリップ・ジョーンズ国際コンクールに優勝。外囿祥一郎氏以来二人目の日本人優勝者として一躍注目された齋藤さんが、アメリカ留学から帰国。いよいよ日本で始動。

メトロポリタン歌劇場管弦楽団首席トランペット
デヴィッド・クラウス
「メトにはメトの音がある」

第13回浜松国際管楽器アカデミー&フェスティバルで来日。新世代の台頭著しいアメリカのメジャーオーケストラの中で注目されるトランペット奏者の一人が、伝統ある歌劇場オーケストラの中でチャレンジしていることを語る。

連載第5回:伝説的コルネットプレイヤーの自叙伝
ハーバートL.クラーク自伝
あるコルネット奏者の遍歴

往時最高のコルネット・プレイヤーとして一世を風靡した伝説的名手。吹奏楽の指揮者、編曲者、作曲家としても知られ、彼が遺した4冊のコルネット教本は今もなお必須の「定本」として全世界で使われている。

池田ゆうの「音楽家のファッションチェック」
大人のお洒落は柔らかな隠し味で
ゲスト:吉永雅人さん(新日本フィル首席ホルン奏者)

「音楽家などのアーティストの方は、ジャケットも出来るだけ柔らかく、ある意味ではジーンズ感覚で着ると素敵です」(池田ゆう)

6月に米国で開催されたダブルリードの祭典
国際ダブルリード協会カンファレンスに参加して
リポート:山上貴司

日本人として初めてガラコンサートの独奏者に霧生吉秀氏(bn)が登場、万雷の拍手を受ける。

結成20周年を迎えた人気サックスカルテット
トルヴェールの20年

記念新譜CDで「サックスは楽しい?」とあえて問う。長生淳氏とのコラボの集大成をトルヴェール・クヮルテットの4人が語る。

トピックス

ハイテクとローテクの競演
東京芸大が開いた異色コンサート

連載・コラム

新連載第3回!
チャールズ・ナイディック&大島文子のクラリネット講座

「アンブシュアと倍音の関係」

連載9:吉野和孝の金管Vintageの知恵袋/ホルトン
連載13:ロジャー・ボボの考えるテューバ/音楽は民主主義?
連載77:平野公崇の多事奏音/時代
連載57:DAIROの「白バリ」道中記/バリ島道中記
連載41:ジョナサン・ハミルの楽隊英会話入門/「 Don't sweat it !!」
連載45:吉井瑞穂のヨーロッパ通信/エキサン・プロヴァンス音楽祭
連載18:松本賢のバスクラ風雲録/バスクラ品定め
連載38:中川英二郎のトロンボーンアルバム/アメリカ・ジャズキャンプ講師体験
スクランブル/クラリネットの三戸久史さん

PRODUCTS

セルマー・パリ社クラリネット「アルテア」
世界一小さいサックス「ソプリロ」

CD評

木幡一誠の今月のCD

その他

ニューズフラッシュ  コンサートガイド  編集子の雑談室

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