保科洋のオーボエの名曲をパイパーズから刊行!
2017年 第34回日本管打楽器コンクール 2次予選 選択曲 に選ばれました。
2020年 第37回日本管打楽器コンクール 2次予選 選択曲 に選ばれました。


オーボエとピアノのための
《祈り そして 戯れ》
〜光のもとの〜


  

オーボエとピアノのための
《祈り そして 戯れ》
〜光のもとの〜


Oraison et Jeux
sous un rai lumineux
pour hautbois et piano


 “いずこからともなくキラキラと降り注ぐひかり、その温もりに包まれながら、自然の偉大さ美しさを身体いっぱいに受け止めて、日々を送れる幸せを感謝しつつ、〜祈りそして戯れる〜。”

 このような心情をもととして、曲は「祈り」をイメージしたLentoの即興的な曲想の第一部分、「戯れ」を描いたリズミックでテクニカルなフレーズが交錯するAllegro の第二部分、そしてカデンツ的要素を含む「祈り」の第三部分、及び「戯れ」による短いコーダで構成されている。
 構造的には何処にでもある三部形式で何ら工夫はされていないが、このような普遍的な構造を提示する事によって、演奏者の独創的な表現上の工夫が曲の各部分で生かされるとともに、オーボエの個性的な音色の魅力もより引き立つと考えた。
 演奏にあたっては、指示されたテンポや各種の記号に捕らわれ過ぎずに、フレキシブルな感性で自由に表現してほしい。

  この曲は、オーボエ奏者広田智之氏の委嘱によって、同氏のリサイタルを記念して2003年6月から8月にかけて作曲したものである。
 なおこの曲は、2003年の広田智之氏のリサイタルにおいて初演され、その後、2004年の日本音楽コンクールにおいて荒絵理子氏が演奏し見事第一位に輝いた。

保科 洋


保科 洋(ほしな・ひろし)
昭和11年東京生まれ。東京藝術大学卒。毎日コンクール作曲部門管弦楽曲の部1位。東京音楽大学、愛知県立芸術大学を経て兵庫教育大学教授。平成13年に定年退官し同大名誉教授。作陽音楽大学客員教授。管弦楽曲、オペラ、吹奏楽曲、室内楽曲、合唱曲、ミュージカルなど作品は幅広いが、特に吹奏楽曲では日本を代表する作曲家の一人として知られ、作品は世界各国で演奏されている。またソロホルンとオーケストラのための《舞》はイタリアのポルチア国際コンクール課題曲に採用され、楽譜はスイスのBIM社から出版されている。パイパーズから出版されている木管五重奏曲《ソナチネ》、サクソフォン四重奏曲《アラベスク》も好評を博している。

A4判 演奏時間:約12分
品番:HH-OB1 ¥2800(税抜・送料別) 


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