337 / SEPTEMBER

度重なる来日で日本とは古くからなじみが深いユージン・ルソー氏。その氏は、クラシックサックスで初のＬＰ録音をドイツグラモフォンに残し、ソロ演奏と指導で世界を股にかけて活躍した現代サクソフォンのパイオニアでもある。

トロンボーンのソロだけでなく、作・編曲やプロデュース面でも日本の管楽器界に熱いエネルギーを注入し続けている村田陽一の世界を覗いてみる。

フルートづくりはまず、１本のパイプに穴を開けて音孔を立ち上げるところから始まる。ソルダード式とドローン式（引き抜き）では工程がどう異なるのか、頭部管や歌口はどうやって作られるのかなどキー組み立て以前のフルートの基礎工程をご紹介。

フィリップ・ジョーンズ国際金管コンクールやヘルシンキ国際トロンボーン四重奏コンクールはじめ、多くの国際コンクールで優勝したコルプスが７月に初来日し、圧倒的な実力を示した。奇をてらわないレパートリーで真っ向勝負し、現代作品の委嘱にも積極的。新しいトロンボーン四重奏の姿を見た思いをした聴衆も多かったはず。

「アジア４大オーケストラ」の一つといわれるシンガポール交響楽団の首席に就任。政府の手厚い文化施策のもと恵まれた環境でオーケストラ生活を開始。その一方で、ソロ活動にますます意欲を燃やす。

スペインを代表するクラリネットの名手として真っ先に名前が挙がるのが、この人。マドリッド交響楽団首席としてだけでなく、コンセルトヘボウ管弦楽団やルツェルン祝祭管弦楽団などにも客演。日本には２００１年以来毎年指導にもやってくる氏を（遅まきながら）インタビュー。

サーカスと大道芸、オペラやロックまでを融合した世界的に有名な新しいサーカス集団で演奏を担当、パフォーマンスも行うポール・ハンソンさんを訪ねた。

ほぼ70年以上にわたり何千人もの生徒を教えた元シカゴ響の伝説のテュービスト、アーノルド・ジェイコブス。多くのミュージシャンが恩恵を受けた彼のアイデアと、そのヴァリエーションをトピックごとに書き記した注目の連載。

メタルと皮の全８種類を揃え、それぞれに特有の吹き心地で人気がある石森クラリネット・リガチャー。話題のコダマIIはじめ、銅やシルバー、金メッキ、ピンクゴールドなどの音色や吹奏感をレポート。

ゲストで登場し喝采を博したNHK交響楽団首席の松崎裕氏はじめ、日本人ホルニストのステージが大好評を博したホルンの祭典をレポート。

DVDや動画データではなく、手元にある演奏の「音データ」だけをYouTubeにアップしたいと思う人は多いはず。意外に紹介されないその方法を３回に分けて解説。最終回はいよいよYouTubeへアップ。

中川英二郎のトロンボーンアルバム／ある日、本番前に散歩していたら…
DAIROの「白バリ」道中記／そうだ、パラオに行こう！　　　
吉野和孝の金管Vintageの知恵袋／ルディ・マック
平野公崇の多事奏音／山下洋輔トリオ(2)
吉井瑞穂のヨーロッパ通信／演奏曲によって食べたいものが変わる!?
ナイディック＆大島クラリネット講座／モーツァルトの自筆譜と校訂譜(2)
ロータリートランペット大百科／ロータリーのミュート
ロジャー・ボボの考えるテューバ／ルバート
スクランブル／女性５人の「OBOE　V」
僕のマイスター武者修行／好きなお客さんはゲヴァントが１位　

クルトワ「レジェンドAC440BR」　
BESTBRASS　「AIOLIA」Eb/D管

木幡一誠の今月のＣＤ

ニューズフラッシュ　コンサートガイド　編集子の雑談室